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カジュアル物もそろそろ充実してきたことだし、この辺で「ロングドレスいっとく？！」ということで企画
提案となりましたこの本。カジュアルものよりも型紙のパーツが必然的に大きくなってくるので、すべ
ての原稿も収まり、写真ページも充実させるとなるとなかなか難しく、編集長、原稿整理の大塚さんと
ご相談しつつ内容を煮詰めてきました。
作品レベルも悩み所でした。複雑になりすぎず、かといって見劣りせず、かといって材料に懲りすぎず
（特殊材料を使いすぎると作っていただける作品が限られてしまうため）、作りやすいドレス・・・。
またまた脳充血状態。（頭使うの苦手～！）
そんな中、リカ６，リカ８に引きつづき登場したのが「まっすぐぬいの手縫いのドレス」です。この「まっすぐ
ぬい」は編集長のたっての願いにより生まれました。常日頃から「より幅広いファン層の方に楽しんで
いただきたい」と願ってやまない編集長から、「またぜひまっすぐぬいでロングドレスもできないものか」
と言うお話があり・・・。型紙は一見簡単そうに見えますが、適当なボリューム感の見極めと、身頃部分
の造形に結構苦労して何度か作り直していたりするのです。洋裁畑の人間にはカーブで処理した方が
楽なので、これってば一番苦労したかもしれません。それ故に「直線だけでもここまでできるんだ～！！」
と目からウロコが落ち、いろんな方向に可能性は広がるものなんだなあ、と大変勉強になりました。
お気に入りの一品です。
「まだまだロングドレスなんて、作りたいけどできないわ」なんて思っていた方！この本でぜひチャレンジ
して欲しいなと思います。
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